「スマホ・タブレット関連」カテゴリーアーカイブ

江ノ電ナビ(iBeaconを利用した技術)

江ノ電からもっと江ノ電を楽しんでもらおうと「江ノ電なび」というアプリが登場しました。

江ノ電 iPhone用アプリ 「江ノ電なび」

アップルストアで「江ノ電なび」と検索すると出てくるようです。
※iOSのみです。
※常にBluetoothをONにした状態の、iOS7以上が必要です。

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iBeaconを利用したPush型告知

この江ノ電なびに利用されているのが、iBeaconと呼ばれるアップルの技術です。

iBeaconとは…

iBeacon(アイビーコン)は屋内測位システムにおけるApple Inc.の商標で、iOS7以降で搭載された低電力、低コストの通信プロトコル、またはその技術を指す。iBeacon機能を搭載したアプリはバックグラウンドで待機し、別途設置されたiBeacon発信機に近接したときに自動的に何らかのアクションを起こす。(Wikipedia

です。

基本的にはBluetooth Low Energy(BLE)を利用したもので、iBeaconという名称及びプロトコル(通信方式)はアップルの商標です。

こちらの「江ノ電なび」では…

  • 電子スタンプラリーができる
  • 駅に近づくと近くの店舗、名所などが紹介される

といった事が出来るようです。

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Beacon技術の問題点(共通化しづらい)

この、ビーコンを使うという技術。 実は随分と前からアイディアはあったのですが、なかなか実現されないものでした。 というのも「標準規格」がなかったのです。

この手の「新しい電子系アイディアを実現する」というのは、独自のプロトコルを利用してしまうと、それ以外の似たものと相容れないという特徴(問題)があります。

そのため、個人や小さな会社では「アプリを作ることはできるが、それを大きく広げる手段がない」… つまり、商品化出来たとして、ものすごく流行らなければ(利用してもらえなければ)意味がない。 その為には同じようなビーコンを使った他社と連携して同じビーコンを流用する必要がある(それが普及には一番効果的)。

そうしないと、店舗、駅などの重要ポイントにビーコンを設置してもらえない。 という問題が生じます。

観光地、店舗、駅などの情報発信源となるポイントは、お客様に利のあるものしか置きません。 そしてそのポイントが大量に無いと(今回なら江ノ電の沿線付近の協力が無いと)ユーザーが利用してくれないという最大の欠点が露呈します。

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例を出しますと…

ICプリペイドカード(交通系)

  • JR東日本(Suica)
  • JR西日本(ICOCA)
  • 札幌エリア(SAPICA)
  • JR北海道(Kitaca)
  • JR東海(TOICA)
  • 名古屋鉄道(manaca)
  • 大阪市交通局(PiTaPa)
  • JR九州(SUGOCA)
  • 西日本鉄道(nimoca)

などなど…
交通系だけを簡単に検索しても、これだけあります。 でも、やりたいことは同じなんです。 全国を動き回っている人は何枚の交通系ICカードを持っていればいいのでしょう…。w

なら、全部が同じプロトコルで共通して使えるようにすればいいじゃん! 

当然、そうなりますよね。w
するとどのカードを持っていても、それぞれの電車に乗ることができる。 ポイントも一本化できる。 そのようになってくると、利用者の数は一気に増えるのです。

ですが、そうする為にはそれぞれの会社が利権やらなんやらで話し合って、最終的に落ち着くところに落とし込まなくてはなりません…。

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このように、電子化した場合、ユーザーの獲得の為に各社がオリジナルを出すのですが、やっぱり強い(利用頻度の高い)会社には勝てず、統合されてしまうか淘汰されてしまうのが普通です。

そして、その方がユーザーには便利になります。

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Beaconを使ったこれからの技術

Beaconに話を戻しますが…。
このBeacon。実はとても便利になる可能性を含んでいます。

仮に(iBeaconに限らず、Androidでも利用できる)共通仕様が作れたとすると…

  • 電子スタンプラリーが簡単に行える(紙媒体などの準備が不要 ただし、スタンプラリーの完成の際に何かしらのプレゼントのようなユーザーに対する利点が必要)
  • GPSの電波が入らないような場所で、位置情報を取得可能
  • 店舗単位で(近くに来た人へ)宣伝広告が可能。但し、その場合は小さな割引などの利点が必要。
  • Beaconを利用したゲームの製作が可能

簡単に思いつくだけでもこれだけのことができます。

iBeaconが流行ってくれば、後にAndroidなどにも共通化されていくでしょうから、そうなってくれば…

設置が超簡単で、ローカル情報を提供できる

というローカル型のプッシュ情報提供が可能になります。
これ…2020年の東京オリンピックまでになんとかならんかな…。w

とにかく安く、ローカルネットワークの様なものが作れるという、結構便利な品なのです。

先ずはこれを利用したアプリが出回らないと話にならないので、大きな会社がスタンプラリーをする…

  • デパート(商店街)の店舗内でスタンプラリーを行い、完成した人には各店舗で5%の割引を受けることができる
  • 路線でスタンプラリーを行って、完成した人には記念品をあげる
  • フランチャイズ店舗でスタンプラリーを行い、完成した人に、商品を1個あげる(ラーメンならたまご無料とか)
  • 個人店舗で1ヶ月毎日来てくれたら、何かあげる

ということを行ってもらえると、このビーコンによる利点が広まり、標準規格が出来てくるという… 結構長い話なんですよね…。

各広報の皆様、商店街の会長さん、フランチャイズの広報さん、店長さん、いかがですか? 結構簡単に集客広告が行えて、お客様に楽しんでもらえる企画になると思うんですが…。w

電通さん、博報堂さん。 やるなら「今」ですよ。ww

ビーコンクーポンみたいなものを、期待したいですね。(^o^)/

Aukey Qi充電パッドのLEDが見えるようにする(Qi充電器 その3)

今回は、これまでずっとおざなりにしておりました、Qi充電器のLEDが見えない問題を解決します。(^o^)/

 

Aukei_acrylic-board_0011

 

 

前記事で、Aukey  Qi充電器の台を作り、Nexus7(2013)を置きやすく(Aukey Qi充電パッドがNexus7(2013)の中心に来るように)しました。 しかしまだLEDが見えないという問題を残していました。 いろいろ考えたのですが…

  • 光ファイバーを埋め込む(高価になるので却下)
  • 細長いアクリル板をLEDの前にLEDの大きさで置く(Nexus7(2013)が不安定になるので却下)

この位しか思いつかず…。

元々ダンボール台とNexus7(2013)の間にまだ隙間があったので、そこを埋める形でアクリル板の台を作る事にしました。

つまり、ダンボール台と同じ大きさ、形のものを「アクリル板」で作ります。

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Aukey Qi充電パッド用LEDが見える台を作る

まずはアクリル板。

Aukei_acrylic-board_0012

 

近所のホームセンターで640円也。
今回はダンボール台との隙間を埋めるので3mm厚のものを購入。

次にダンボール台と同じ大きさ・形に切るので、ダンボール台をアクリル板に貼り付けて、マジックで線を引きます。
※このダンボール台もまだまだ使うので大事に扱いましょう。w

Aukei_acrylic-board_0014

 

ダンボールとアクリル板を固定する為に貼り付けるテープは、ダイソーで買った「マスキングテープ」です。 これだと綺麗に剥がすことができます。

切り取り線を書き込んだら、切るのですが…。

 

自宅には切る道具がない…。

 

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楽に切り取りたい

そこで、ちょっと考えたのが「元からある電動ドライバーに切るビット(電動ドライバーの先端にくっつける道具)を付けたら楽なのではないか??」

早速Amazonで検索…

なんか色々種類があってわからないので、値段と総合評価で良さそうなものをピックアップ。

これを購入しました。

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次の日…

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早速電動ドライバーにカッタービットを取り付けます。

Aukei_acrylic-board_0013

 

なんかカッチョエエ。ww

流石に粉が飛び散りそうなので、掃除が楽になるように風呂場で作業します。

 

シュイーン♪…

シュイーン♪…

あれ?

 

固定する器具がないので、ドライバーまたはアクリル板が持って行かれて全く思うように切れない(変な方向へ切れてしまう)…。

後からヤスリで形を整えようとは思っていたのですが、全く方向の制御が効かず、これでは必要な部分も削ってしまいそうです…。 ということで…

電動ドライバーは諦めます…。orz

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工具を探しにダイソーへ

仕方がないので、工具を揃えます。
しかし、そんなにお金をかけたくないので、再びダイソーへ。w

あるある。ww

ダイソーってどうしてこんなに「なんでもある」のでしょうねぇ…。 いや、とても助かります。w

糸のこぎりと

Aukei_acrylic-board_0001

 

 

その替え刃と

Aukei_acrylic-board_0002

 

一応、糸のこぎりが使い物にならなかった時用に金鋸の刃を購入。 (使うときは雑巾とかを巻きつけて使いますw)

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なんか、ダイソーって行くと「コレ面白い」とか「これ良さそう」とか、多分必要のない物まで買ってしまうので、早々に退散。ww

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アクリル板を切る

まず、手作業を極力抑えるために、電動ドライバーにドライバーの先端(交換式のドライバーの先)のキリパーツを取り付け、穴をあけました。

Aukei_acrylic-board_0004

※上の方に白く傷になっているのが、電動ドライバー+カッタービットで行った「失敗の傷」です。w

因みにアクリル板の裏にはまだ「傷防止シート」が貼ってあるので、薄茶色に見えていますが、実際のアクリル板は透明です。

今回は真ん中にAukey Qi充電器が入る穴を開けます。 先に書きましたが、その際、糸のこぎりの刃が通せる穴を作らなくてはなりません。 つまり「糸のこぎりで曲線を切りたくないので、直線的に切ることができるように」補助穴をあけます。 これらの穴をつなぐと「大体の不要部分がなくなっている想定」です。

先ずは外枠を切ります。

ダイソーの糸鋸で「ギーコギーコ♪」とひたすら切ります。

外枠を切り終えたら、今度は刃を外して中心部にあけた穴に通して再度刃を糸鋸にセット。 穴と穴をつなぐように切ります。

「ギーコギーコ♪」

「ギーコギーコ♪」

「ギーコギーコ♪」

後のヤスリの作業もそうなのですが、「必ず何度かひっかかります」。 その時焦らずに怒らずに冷静に切ってください。 その方が精神的に楽なのです。ww

繰り返し作業は何も考えないで「無の境地」の悟りを開きながら行いましょう。w それだけでイライラせずに済みます。w

はい…。 糸鋸の作業が終わった状態がこちら。

Aukei_acrylic-board_0005

 

だいたいここまで1時間?くらいです。ww
慣れている方ならもっと早いのでしょうけれどねぇ…。(^_^;

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ヤスリをかけて、形を整える

ここからは本当に無心にヤスリます。w 見ての通り糸鋸は直線的に切れていません。これもヤスリで整え、角を丸く落とし、内側の円(充電器が収まる部分)を整形します。

この時「やっておいて良かった」と思ったのが、電動ドライバーで穴を開けるとき、線ギリギリの淵で開ける事。 実はヤスリをかけるのが一番時間がかかりますし、イライラします。ww

後はもうひたすらヤスって確認、ヤスって確認、の繰り返しです。w こんなもんかなー?となったら綺麗に洗って実際にセットしてみましょう。 思ったよりも小さかったり大きかったりするかもしれません。

そうやって「何度も何度もヤスってチェック」を繰り返し…
やっとこさ物になったのがこちら。ww

Aukei_acrylic-board_0006

見えますか?w

この時は既に「傷防止シートを剥がした後」なので、透明なんです。w 内側に見えている線は「間違って書いた線」です。w 実際にヤスって見ると、綺麗な円でヤスリをかけるのが非常に難しく、かなりいびつになってしまいました…。orz

何度も充電器に合わせてマーキングして、ヤスってと繰り返し、ようやくこの状態ならギリギリ入るようになりました。

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装着テスト

では実際に装着してみます。

 

これがアクリル板装着前。

Aukei_acrylic-board_0007

 

アクリル板装着前にNexus7(2013)を乗せた状態。
LEDは覗きこまないと見えません。w

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 アクリル板、装着!

効果は歴然ですね。w 既にアクリル板の手前が光って見えるのが分かります。

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カモーンNexus7(2013)!
覗き込まなくてもLEDの色が認識できるようになりました!(^o^)/

Aukei_acrylic-board_0011

完成〜〜〜!\(^o^)/ 888888

 

これは良いです。w 結局2.5時間かかりましたが…

かかった費用

アクリル板 640円
糸のこぎり 108円
ヤスリ(家にあった)

計:748円

 

うむ。 大満足です。w
我ながら「良くやった(good job)感があります」w

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短いですが、MovieをUpしました。 宜しければご覧ください。

Youtube
「Aukey Qi充電器をNexus7で使うと中心に来ないので台を作ってみた」 

 

以上、Aukey Qi充電パッドのLEDが見えるようにする(Qi充電器 その3) でした〜。(^o^)/

筋肉痛になりそうな気配…。orz

 

続きを書きました〜。(^o^)/
「充電器のLEDが赤と緑に点滅する」

探し物の位置がスマホのカメラ画面にAR表示できる Pixie

 

前にペットを探す記事で何度か「Bluetoothを利用したペット捜索」の道具を書きましたが、これは似て非なるものです。
いえ、とても画期的でまったく違うと言っても過言ではありません…。

 

こちらのMovieをご覧頂くと分かりますが…

それぞれのビーコンが通信をすることで、それぞれの位置が分かるという優れものです。(見えなくても3D座標がわかります)

pixie 商品リンク

 

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なぜビーコンだけで位置特定が可能なのか?

と思いませんか?

実は三角測量を使っています。 そしてこの商品は4個セットで売られています。(ここに秘密があるのです)

以下、簡単に三角測量をご説明します。

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三角測量の基礎

三角形の内角の合計は180度。 これが三角測量の基本です。

例えば、沿岸から海の上に浮かぶ船の距離を測るとしましょう。

triangle-01

 

観測地点Aから船Sと観測地点Bの角度αを求めます。
同様に観測地点Bから船Sと観測地点Aの角度βを求めます。
すると三角形の内角の和は180ですから地点Sから見たAとBの角度が分かります。 これで沿岸から船Sの距離dが分かるのです。

これが三角測量の基本です。

しかし、このビーコンは電波を発しているだけなので、角度を測ることができません。 そこで距離測定を行います。

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三角測量を利用した距離による位置特定の方法

3つの不明な地点A,B,Cがあったとします。
それぞれは電波を発信し、お互いに通信することができます。

まず、AからBの距離を測ります。
それぞれのビーコンがIDを持って、時間信号を送ると、どのくらいの時間差が出来ているか測ることで、それぞれの距離が分かります。

AからBの距離が分かると…

triangle-02

このようにAを中心にBまでの距離を円で描くことができます。 この時点ではまだ「BはAからの距離円の接線のどこかに居る」としか分かりません。

次にAとBからのCの距離を測ります。
すると…

triangle-03

 

このようにBの地点を2箇所に絞ることができます。 しかし、実際にはまだ以下が未確定です。

  • A を基準に考えると、BとCはAの距離円の中のどこに居るか分からない(Aの距離円をぐるぐる回ることができる)
  • B,Cを基準に考えても上記と同じ
  • 仮にAとCを固定とするならば、まだ予想できるBの位置が2箇所ある。(上記図の状態)

そして最後に「自分の位置」Dを加えます。
DからのA,B,Cの距離です。

すると…

triangle-04

 

このように4つの地点が完全に確定できるようになります。(図はあくまで理論です。 実際にはそれぞれの距離が違うのでこのような図にはなりません。)

立体座標の求め方

ここまでは「円」で説明していますが、実際には3次元空間なので、「球」で考える方が正しく理解できます。w

上記の方法を球で求めると、立体(3D)座標が分かるのです。

ただ、それだけで立体座標を求めることができます。(^_^;

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これが「この商品が4品セットで販売されている理由」で、GPSが座標を特定できる理由なんです。w

この商品の利点は位置特定です。なので、(自分を含めて)4点を感知できないと、一気に精度が下がります。w 一個だけ使った場合、正直どこにあるかなんて解りません。 つまり、測定地点が多いほど精度が上がる仕組みで、最低(自分を含めて)4点の観測地点が無いと、対象物までの距離しかわからないのです。 それが4個セットの理由、3個まで認識できれば自分を入れて4点測定が可能になるのです。

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この商品の利点

  • 対象物の方向、角度、距離が分かる
  • (アプリの)カメラ画面にAR合成して対象物を表示できる
  • 対象物が多いほど精度が増す
  • 電池寿命が長い(18ヶ月)

この商品の欠点

  • 対象物が3つ以上測定できないと、対象物までの距離しかわからない
  • 探知範囲が狭い(見通しで30mくらい:2.4GHz wifi)

なので、ペット用としても悪くはありません。前記事のアニコールとほぼ同じような性能で、電池寿命が長く、他人のアプリから見つけてもらうことも可能。 またペット用の首輪アダプターもついています。w(防水性がわかりませんが…)
ペットが1匹しか居なかったら、家の中に座標ポインターとして、残り3個のビーコンを離して置いておけば結構正確にどの辺りにいるのかが把握できます。

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GPSの原理を使うなんて、面白いことを考えましたよね。ww

さて、この商品はまだ「予約中」です。
アメリカの会社ですが、調べてみたら日本にも発送してくれるようです。

本体価格が39.95米ドル。それに日本への発送料が10米ドル。

なので、49.95米ドルで購入できます。
商品購入に関しては商品ホームページをご覧ください。勿論英語ですが、住所とか名前とかだけなので、特に問題はないかなと…。

pixie 商品リンク

 

こういう新しい原理のものが次々と出てくるのは、面白いですね。(^o^)/

ペット用 GPS首輪(迷子ペットを探す技術 その2)

今回は「ペット(犬猫用) GPS首輪」について書いてみます。

前回、GPSではない「迷子札 Anicall」をご紹介しました。
そこで「ペットにGPSをつけたら色々困るからつけていないのでは?」と書きましたが…

そもそも「GPS首輪」ってあるのか? と思って調べてみたところ「あったw」 ので、それについて書いてみたいと思います。ww

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GPS首輪の種類

まず、検索してみたところ、いくつか見つかりました。
どうやら大きく分けると3種類あるようです。 以下はそれぞれの特徴です。

◇オリジナル電波式

発信機から直接電波を発信し、それを受信機で直接受信する方法。

  • 電波が日本の電波法に違反していないか心配。
  • 基本的に到達距離も2kmなどの本格派。 但し、電波到達範囲外は全く無力。
  • 利用料がかからない
  • 電池が長持ちしない
  • 重量が重い
  • 電波の範囲内なら地図表示も可能なものもある
◇携帯電話の電波式

発信機から携帯電話の電波を発信し、それをインターネット越しに受信する方法。

  • 日本の携帯電話会社が対応していなければ、日本国内では使えない。
  • 月額の利用料が必要なはず。
  • 電池が数日もつ(6日程度)
  • オリジナル電波式に比べたらやや軽量か?
  • ペットが携帯電話の電波が届くところに居るなら、日本中で見つけることができる。
◇Bluetooth式(GPSなし)ちょっと今回の意図から外れますが…w

発信機からBluetoothの電波を発信し、スマホなどのアプリで受信させる方法

  • Anicallと同じく「専用アプリをインストールした人が多い事が前提」
  • GPSはスマホ・タブレットのものを利用する形
  • 利用料などはかからないものが多い
  • 電池の寿命が長い(1年くらい)
  • 専用アプリ前提(他人次第)なので、見つかる確率は比較的低い(無いよりはまし)

という感じです。
では、個々の製品を見てみましょう。

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◇オリジナル電波式

■中・大型動物用GPS首輪発信器 GLT-01 (オリジナル電波式:日本)

メーカーが日本のもので、所謂 「生態調査」に利用される、本物 です。ww

150MHz(周波数が低く、貫通性が高い)の無線局として登録されており、無線免許不要です。
メーカーは CIRCUITDESIGN,INC. で、サブタイトルに「日本の電波法に適合した国内唯一の動物生態行動調査用発信機開発メーカー」とあります。 間違いなく本物です。ww

それから、このメーカーの商品の中に「小中型動物用発信器 LT-03(受注生産品)」というのがありまして。 アライグマ・うさぎ・たぬきなどの小中型動物用発信器 だそうです。 これまた本物なのですが、サイズ的には丁度犬猫用になりそうです。ww お値段が書いてありません。(営業へ直接連絡ください方式)w アンテナが長いです。w 本物なので。ww

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■GARMIN Astro320(オリジナル電波式)

※写真がAmazonの商品リンクにつながっていますので、そこからこの商品の他の写真を見ることができます。

GARMIN(GPSの有名な企業です)から、こんなものが出ていた事がわかりました。w
どうやらオリジナル電波を利用した本格的なもので、商品ページの写真を見る限り「非常に良さそう」なものです。(上記写真をクリックすると、Amazonの商品ページへ飛び、他の写真を見ることが出来ます)

まさに「オリジナル電波式の個人用」な感じがします。
あ、値段を見つけました。w

79,000円。

うむ。高いけど納得の値段。ww

どうやら狩猟に使うようで…

  • 犬がどの方向にどのくらいの距離にいるか
  • 座っているのか、走っているのか分かる
  • 地図に表示される
  • 10個まで首輪が登録できる
  • 首輪単体は 25,000円

らしいです。

しかし、正直日本の電波法に沿っているかは微妙なのですよねぇ…。

……おや?

 

あ! 見つけた。ww
上記商品の現在売っている日本製Versionぽいものを。w

■DOG NAVI/ドッグナビ HT-01&DG-01 セット(オリジナル電波式:日本)

販売は複数の店舗からされています(狩猟グッズ関連の会社のようですね)。

  • 日本製(古野電気が開発した)
  • 狩猟者端末と技適マーク付きのGPSドッグマーカーのセット
  • 免許も登録も必要ありません。

価格:137,750円

重量:180g
連続使用時間:72時間
サイズ:W 90mm x D 52mm x H 46.4mm(突起部分含まず)

「狩猟用」というのがちょっとひっかかりますが、本来の「ペットがどこにいるのかリアルタイムで知る」という意味では最高の商品ですね…。
しかし、高いですね…。(^_^;

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◇携帯電話の電波式

■pawtrack(携帯電話の電波式:イギリス)
※クラウドファンディング 資金調達済み

2015年発売予定(未発売)
日本では ソフトバンクが利用できるようになる と書いてあります。w
価格:本体 125米ドル + 利用費 月額9.99米ドル

重さ:50g
マイクロUSB経由で充電(6日間に1度充電が必要。充電時間が4時間)

「猫専用に作られており、首輪が20cmしかないので、小さな犬なら装着可能かもしれません。」だそうです。w 日本にサポート拠点がありませんが、本当にソフトバンクがサポートするならビッグニュースですね。ww

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■WhistleGPS (携帯電話の電波式?:アメリカ サンフランシスコ)

2015年後期 発売予定(未発売)
値段:129米ドル + 利用費 月額5米ドル

元々Bluetooth式の「Whistle」を販売しています(99.95米ドル)。 こちらの技術を踏まえて、次にGPS付きを出そうとしているようです。

電波の方式や仕様などは不明で、現在予約を受け付け中。
細かい仕様が出てないのでわからないのですが、多分…携帯電話の電波式なのかなと…。
ただ、日本でサポート拠点が無いと無理でしょうねぇ…。日本の携帯電話の電波方式はちょっと特殊なので…。

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◇Bluetooth式(GPSなし)

今回の意図とは外れますが、こういうのもあるということで載せます。(^_^;

■StickR TrackR (Bluetooth式:アメリカ カリフォルニア)
※クラウドファンディング(資金調達済み)

発売中
値段:25 米ドル
直径:25mm
厚さ:5mm
バッテリー寿命:1年
電池:CR2016 ボタン電池1個
電波:Bluetooth 4.0

アプリは日本語化され、日本でも使えるらしいです。
ちょっと面白いのが…

  • 一定距離離れると、スマホと発信機の両方から音が鳴る。
  • iOSとAndroidの両方に対応。
  • 10アイテムを同時に追跡可能。
  • アンチセフトモード(盗難防止モード)があり、指定距離以上離れると、発信機から音が鳴り続ける。(音を頼りに追いかけられる??)

この商品はクラウドファンディングでしたが、すでに資金調達が成功し、商品化されています。

StickR TrackR 商品購入ページ

このページにカバレッジ(カバー率:実際にこのアプリを利用している人がどのくらいいるのかを色で示した地図)があるのですが、日本を見るとかなりの地域(主要都市)では利用者が居る事がわかります。

なんかこれ、安いし良さそうなんですが、アプリ依存なのでちょっと心配…。
要はこのアプリを入れて、BluetoothとGPSを常時ONにしている人が沢山居ないと、30m以上離れたら見つけられないことになるので…。(^_^;  それから日本のサポート拠点はないですね。

ちなみにアメリカ国内の送料は無料。 でも、国外でも+10ドルなので、34.95米ドルで送ってもらえるようです。

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◇人間式(時によりGPS使うかも)ww

■ペット探偵「ペットレスキュー」(人間式:日本)

発売中w

実際に人間が探すタイプの、迷子ペット探しのプロです。w
ここまでは「迷子になる前に」という予防策を書いてきましたが、ここでは「迷子になってしまったら」という対策 という意味で書きました。
相談は無料だそうですが、お値段が不明です…。(^_^;
本当に困ったら相談してみてはいかがでしょうか?

◇実際に迷子になったら

最後に「実際に迷子になった時」ですが、届け出・連絡は以下に行いましょう。

  1. 保健所
  2. 動物管理事務所(収容施設・愛護センターなどの呼称)
  3. 清掃事務所
  4. 区役所(土木課)、市役所(環境衛生課)、国道事務所、行政提携ペット霊園
  5. 警察
  6. 動物病院、獣医師会、動物園など
  7. ペットショップなど動物やフードを扱うお店

 

です。これらは全て「迷子ペット(野犬として扱われた場合を含む)が保護されやすい場所」です。

警察に届けても保健所に連絡が行ったりしません。なので全てに連絡しておきましょう。その際、マイクロチップを入れているか否か、詳しい特徴(可能なら写真をプリントして持ち込むとか)を伝えるとより良いかも知れません。所謂「迷子チラシ」を作るのです。

※いまだに「迷子チラシを電柱に張っている」のを見かけますが、それは違法なので絶対にやめましょう。

その際、首輪やリードは外れている可能性を考慮しましょう。

警察だけに届けて、保健所で処分されてしまうと言う事があったと聞きました。

また、これらの全てがそうですが「ペットを捜索してくれる施設ではない」ので、連絡方法に注意が必要です。

「困っています。もし、見かけたら連絡をください。」程度の「お願い」であるべきでしょう。

「探してください」と伝えても「そう言うことはやっていません」と断られるのは目に見えています。

 

今回は、外国の製品が多いですし、クラウドファンディングのものもいくつかあります。
ご購入、ご利用は自己責任でお願いします。m(_ _)m

↓続きを書きました。

マイクロチップについて(迷子のペットを探す技術 その3)


[NextBtn href="https://nandemodou.com/2015-01-20_petmicrochip/"]
猫用GPSは可能なのか?(猫での考察)

Anicall(迷子ペットを探す技術 その1) 

今回は「ペットが迷子になった時に探しやすくするツール」をご紹介します。

Anicall(アニコール)

このアニコール、ペットの首輪に小さなビーコン(発信機)を装着して、ペットが迷子になった際に探しやすくするツールです。

これまでペットが迷子になった場合、「闇雲に探す」しかありませんでした。 それを少しだけ探しやすくする発信機だと思ってください。 GPSの機能は無いため、地図に居場所を示すようなことはできません。 勿論その方が探しやすいのは確かなのですが、私が思うに「電池が1年間もつ。 重くない(ペットに負担がかからない)。」という条件を満たすにはGPSは少々不向きだと言えます。 そこを踏まえてこういう仕様にしたのかなと。

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このAnicallの商品は3種類ありまして…

◇つながる迷子札「コル」

2015年3月発売予定
価格(未定)

◇感情を取得する「アム」

2015年5月発売予定)
価格(未定)

◇健康を取得する「ヴォル」

2015年7月発売予定
価格(未定)

というものです。
何れもまだ発売されておらず、実際の使用感とか使用した人のレビューとかがまだありません…。
今回はあくまでも予測の記事だとご理解ください。(^_^;
上記3つのうち、今回は「迷子札 コル」について書いてみます。w
と言うのも、値段がわからないのもあるのですが、アムとヴォルは必要ないと思うので…。ww

さて、この「迷子札コル」ですが。
先ほど書いたように小さなのビーコン(発信機)を購入(価格未定)して、首輪などに取り付けます。

ビーコンの仕様

直径:31mm
厚み:10mm
重量:10g
電池;CR2032(ボタン電池一個)
通信方式:Bluetooth 4.1

アプリの仕様

iOS 7.1 以降がインストールされ
Bluetoothがオンになっていること。
・iPhone 4s 以降
・iPad(3rd generation)以降
・imad mini 以降
・iPod touch(5th generation)以降

だそうです。
Androidに関しては出す予定があるが、未定とのこと

 

繰り返しになりますが、あくまでも発信機であることに注意してください。 GPSはついていないので、地図画面に居場所を表示することはできません。 そのため、迷子になったからと言って「どこにいるか分かる訳ではない」し「放し飼いの猫のTrack情報を記録する訳でもない」のです。 ただ、このビーコンが付いている利点は大きいと思います

仕様を見ると、通信方式がBluetooth。 つまり、電波が遠くまで届くものではありません。 Bluetoothの機器をご利用になられた方ならお分かりかと思いますが、見通し半径40mくらい?が最大。途中に壁などがあった場合、10-20mくらいに狭まります。 また、電子レンジのような強い電波にも弱く、到達距離はどんどん短くなります。

では、どうやって探すのでしょうか?

※情報が無いので、予測です。w

ここで登場するのがアプリとネットワークの力です。
上記の通り、アプリがビーコンを認識できる距離は短い。
だとすると…
「見つからないのでは?」
という気がしますが、アプリが多くの人のスマホにインストールされていたとしたらどうでしょう?w
飼い主はペットがいなくなった事をアプリ上で「迷子」として登録します。すると、そのIDを認識した(他人の)スマホに「この子は迷子です」というような内容が表示されるようです。
ここからは完全に予想なのですが…。
それら「時間と場所」を飼い主に通知されるようにできたとしたら、「ある時間はここに居た」という事が飼い主には分かる事になります。 だとすれば「どの辺りを探すとよいか」という見当がつきます。 これなら闇雲に探すよりも圧倒的に見つかる可能性が上がります
そう。「目撃情報による捜索」です。

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ちょっと疑問なんですが…。 これ、小さな子供につけさせたらどうなんでしょう?ww
まぁ、それは規則違反になるのかもしれませんが…。(^_^;

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アプリには…

・写真
・名前
・都道府県
・犬種
・コメント
・性格

が登録出来るようです。

正直どこまで情報提供したものかが難しいところだと思いますが、あくまでもシステム内でだけ情報が提供・公開されるのであれば、登録する人も多くなり、迷子を探すことも楽になるかも知れません。
同様に「すれ違ったペット」が登録されているとこれらの情報が表示され、「名前などの情報が分かる」ようです。これを「ペット友達を作りやすい機能」と宣伝しています。

今のところ利用料は無く、商品購入費だけで利用できるようです。 これは良いですね。

政府からも「マイクロチップを入れよう」と推奨されていますが、まだまだマイクロチップに抵抗がある方も多くいらっしゃるようで、この商品はそういう方にも向いていると思います。
しかし、覚えておいてください。 保健所に捕獲された場合、このビーコンを認識できるアプリを保健所の方が持っている可能性は低いということを。 最近の震災などでもこのマイクロチップは非常に役に立ったと聞きました。 決して高いものではないので(個人的には)マイクロチップは入れておいたほうがいい気がします…。(6,000円くらいでしょうか…)
※マイクロチップは必ず獣医さんのところで入れてください。マイクロチップの導入は医療行為です。
※マイクロチップを入れたら、必ず登録を行ってください。入れるだけでは全く意味がありません。

では、もう少し広げてこの商品の将来性を考えてみます。

◇GPSを入れないのか?

最近、スマホをなくした時用に「スマホの現在地をGPSから調べることができる」ようにしたり、子供が迷子になったとき用に「キッズケータイからGPSを利用して、親の携帯へ現在地を表示する機能」があったりします。 ですが、この商品「コル」にはGPSが付いていません。 何故でしょうか? 先に「電池が1年持つ、重くならない」というのを書きましたが、それだけではありません。 確かにGPSが付いていると便利なのですが

「GPSの情報をどのように通信させるか?」の方が問題です。

GPSで居場所を知らせるためには「常時インターネットまたはネットワークに繋がっていなくてはならない」ため、通信機能をつけなくてはならなくなります。 現在、日本で簡単に通信できるのはLTEを利用した携帯電話電波の利用ですが、それをつけた場合…

・維持費が必ず必要になる
・毎日の充電が必要になる
・ビーコン本体が重くなる
・ペットへの電波の影響が心配

などの問題が発生するでしょう。
そして「毎日(数日に一回かもしれませんが)充電が必要」。 ということは「そのうち装着しなくなる(ヒューマンエラーを起こしてしまう)」という危険性を含みます。 これが一番問題です。 ペットはいつ迷子になるかわかりません。「(毎日脱着するのが面倒で)着けずに放置して忘れられる」よりは「常に着けて放置できる」方がより利点が大きいと考えるべきでしょう。

まだ価格が発表されていませんが、ちょっと気になる商品ですね。ww

続きを書きました〜。(^o^)/ ペット用 GPS首輪(迷子ペットを探す技術 その2)


[NextBtn href="https://nandemodou.com/honten/2015-01-19_petgpscollar/"]
 

Aukey Qi充電パッド Nexus7(2013)用の台を作る(Qi充電器 その2)

今回は前記事(非接触充電器 Qi充電器)でご紹介しました「Aukey Qi充電器」の続編です。w
前回、Qi充電器を新しくして、夜中に起きることがなくなりました。ww
しかし、完全に解決した訳ではなく…

正しい置き場所に置かないと、充電できない

という問題を残していました。
そこで…

「正しく置けるように手を加える」を実行してみたいと思います。

下敷きを作る

最初に考えたのが下敷き。(クリックすると大きくなります:300dpiの原寸大で作ってあります)

Nexus7_Qi_BluePrint

こんなのをつくってみました。ww
実際のサイズに合わせて作ってあるのでこれをA4でプリントすると正しいサイズの下敷きになります。
このA4の紙を充電器の下に敷いて「ここに置くんだよと確認する」という使い方です。

あれ?…なんか微妙に使い辛い…。

寝るときに真っ暗な部屋で正しい位置に置くには「見えない…」事がわかりました。orz

台を作る

ならばこれならどうだ!

上記の下敷きを元に、ダンボールで切り抜く。ww
Qi_BP0003
可能であれば「お洒落」にしたかったのですが、まぁ今回は安くあげましょう。オサレ(お洒落のネットスラング)では無いのは後で考えるとして…。ww
理想は充電器と厚みが同じダンボールを使いたかったのですが、Amazonのダンボールは薄いので使い物になりませんでした。 そこで、西友.comのダンボールを使います。(結構な厚みがあります)

裏はこんな感じ。ww
Qi_BP0004

で、実際にセットしてみると…。
こんな感じ。w
Qi_BP0001
見た目はともかく、悪くありません。w

実際にNexus7(2013)を乗っけてみると…「おぉ〜ちゃんと充電位置にいくじゃん。ww」
今度は、ダンボールという厚みが手触りできることで、暗くても正しい位置に置けるようになりました。(^o^)/

余計に見え辛い…

ただ…元々覗きこまないと見えないLED(充電しているか確認するLED)が、ダンボールの厚みによって、より見辛くなりました…。orz

Qi_BP0002

LEDを覗き込む隙間がより狭くなった…。

まぁ、このダンボール下敷きによって、正しく置けるので確認は不要かもしれないのですが、なんとかしたいですねぇ…。
う〜む…。
ちょっと考えます。w

あとは、オサレにダンボールをベースにして、デコレーションしてもいいでしょうし、顔を描いてもいいでしょうし、なにかお洒落な紙を貼ってもいいでしょう。 上記型紙をベースにして、Photoshopで加工すれば簡単に作れますしね。ww

ということで、とりあえずここまでは成功! としましょう。w

 

続きを書きました。
「LEDが見えない問題を解決する!」

「非接触(Qi)充電ノススメ」2個目のQi充電器 Aukey Qi充電パッド

今回はQi(チー)充電器のご紹介です。 私はQi充電器を使ってもう2年経ちますが、現在の満足できるQi充電器にたどり着くまでに(何故か)時間がかかりました。w

AukeyQi

Qiとは…

Qi(チー)は、ワイヤレスパワーコンソーシアム(Wireless Power Consortium; WPC)が策定したワイヤレス給電の国際標準規格である。現在、携帯電話やスマートフォンを対象とした5W以下の低電力向け規格のみ策定されている。
NTTドコモでは、Qi規格に準拠したワイヤレス充電機能を おくだけ充電 と称しており、登録商標を保有している。

です。(Wikipedia

Nexus7(2013)にはこのQi充電の機能が付いているのですが、結構知らない方も多いのではないでしょうか??

このQi充電は国際標準規格なので、Qiに準拠しているものであれば、スマホであろうと充電池であろうとこのQi充電器に乗せると充電できます。なので、もしもdocomoのQi充電器をお持ちでしたら、Nexus7(2013)を載せてみると充電できる筈…です。w

※iPhoneはQi充電用のシートみたいなものを装着するとQi充電が可能になる様です…。

このQi充電というのは結構古いもので、2008年から実用化されていますが、中々普及に至っていません…。
原理は簡単で、二つの隣接するコイルの片方に電流を流すと、磁束が発生します。すると隣接するもう片方のコイルに電力が発生するという仕組みです。

私はNexus7(2013)を購入した時、充電ポートでもあるUSBに毎日直接充電器を差し込むと「すぐに壊れるだろう」という思いから、このQi充電器に注目していました。

まずはAmazonで検索

まずはいつものようにAmazonでQi充電器を検索すると、24件ありました。
様々なタイプがあるのですが、私が判断基準にしたのは…

・レビューに「Nexus7(2013)で使える」と書かれいる
・信用性(耐久性)がある

そういう理由から、最初はPanasonicのこちら↓を選びました。

 

Panasonic 無接点充電パッド ChargePadチャージパッド ブラック QE-TM101-K

(★お勧めしません…)

そう…最初はこちらを使っていました。ww
実はこれは便利な反面、私にとっては「うるさかった」のです…。(^_^;

Panasonicのこの商品は、コイルが青いLEDで光って綺麗。 そのコイルが勝手に充電場所を探して充電してくれるという優れもの。 早速電源を入れて、Nexus7(2013)を置いてみます。

「ウイーン(コイル動作音)♪」「ピボボッ(Nexus充電開始音)♪」
と充電が始まります。

と、ここまでは良かったのですが…。

この状態で寝ます。(要は寝る前に充電器に置いておいたら、朝は満充電になっているという想定

…数時間後
「ウイーン(コイル動作音)」

…1時間後
「ウイーン(コイル動作音)」「ピボボッ(Nexus充電開始音)」

…30分後
「ウイーン(コイル動作音)」

…30分後
「ウイーン(コイル動作音)」「ピボボッ(Nexus充電開始音)」

…30分後
「ウイーン(コイル動作音)」

…30分後
「ウイーン(コイル動作音)」「ピボボッ(Nexus充電開始音)」




 

ああ〜もーうるさいっ!!

 

 

と、飛び起きて、充電器からNexus7(2013)を下ろしました。ww
当然ですが、結果は「満充電にならず…」orz

 

---

ちょっと解説しますと…( ̄△ ̄)。w

---

寝ました。

数時間経って、Nexus7(2013)が満充電されて、それを感知した充電器のコイルが初期位置へ戻ります。
これが最初の「ウイーン(コイル動作音)」です。

次に1時間経った頃、Nexus7(2013)の充電量が少し減ります。それを感知した充電器は充電をしに行きます。
これが次の「ウイーン(コイル動作音)」「ピボボッ(Nexus充電開始音)」です。

次に30分くらい経った頃、Nexus7(2013)が満充電されて、それを感知した充電器のコイルが初期位置へ戻ります。
これが次の「ウイーン(コイル動作音)」です。

※ repeat  x  私が起きるまで

 

---

となるわけです…。ww

最初の3日くらいは我慢したのですが、毎晩夜中に起こされるので、4日目からは使いませんでした…。orz

ここまでがPanasonicのQi充電器の末路です。w
(多分、ベッドサイドに置かなければいいのでしょうけれど、朝起きたらNexus7(2013)使うじゃないですか…)

↓MovieをUpしました。w
YouTube 「Panasonic QE-TEM101 動作音」リンク

※静かに聞こえると思いますが、これ…寝ているとすんごくうるさいです…。

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1年後……

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私はまだQi充電への憧れ?が消えず、再びQi充電器に手を出しました。w

次は動かないQi充電器狙いです。

今度の狙いは…

・安い
・Nexus7(2013)で使えるというレビューがある

です。ww

そこで、私が選んだのがこちら。

Aukey   Qi充電パッド

今度は1600円と手頃。
白と黒がありますが、暗い状態でも見えるように白を選びました。
今、使い始めてから1週間くらい経ちますが…

うん!動かないって素晴らしい!w

もちろん、寝る前に置くと朝には満充電されています。今の所不満はありません。
やっと理想のQi充電器になりました。ww

ただ、Panasonicの素晴らしい機能「探して充電してくれる」と大きく違うのは「置く場所をちゃんと合わせないと充電しないこと」です。 もちろんこれに対する対策もされていて、正面にLEDが付いています。
通常はこれが赤のまま点灯しています。

正しい位置に置かないとこのLEDが赤いままで、正しい位置に置くとLEDが緑の点滅に変わり、Nexus7(2013)から「ピボボッ」と音(充電始まりました音)がします。

↓MovieをUpしました
YouTube  「Aukey Qi充電器 Nexus7(2013)のテスト」 リンク

なので、寝る前にこの緑ランプだけ確認しておけば間違いありません。 一説にはUSBからの充電よりも遅いので急速充電には向きませんが、夜置いて朝取り出す分にはちゃんと満充電されるので、全く問題がありません。

しかし、敢えて難点を挙げるとすれば…

充電器本体よりもNexus7(2013)の方が大きいので…
・一度で正しい位置へ置く事が難しい
・覗き込まないとLEDが見えない

事です…。
まぁ、これは何れ考えましょう…。案はあるので、上手くいったら記事にします。w

因みにMovieに写っているNexus7(2013)のケースはmocoのものです。このケースに入ったままで充電ができます。

非接触充電は本当に便利です。(^o^)/

続きを書きました〜(^o^)/
Aukey Qi充電パッド Nexus7(2013)用の台を作る(Qi充電器 その2)

LTE版を買うことの利点(追記)

今回は前記事「LTEでなければならない理由」の続きです。

LTE版のNexus7(2013)を購入することで、さらなる利点を思い出したので、
ここでご紹介させていただきます。

最近のスマホでは、メモリーが増え、かなりの数のアプリを入れることができます。
しかし、それはユーザー側にそれらアプリの内容、およびアプリの数(メモリー利用量)を依存しているという事です。

よく聞く話では…

・最近急に調子が悪くなった
・動作がおかしくなった
・通信が異常に重くなった

などの不具合に関する問題で、キャリアのショップへ持ち込むと…。

第一に言われることが 「最近導入されたアプリはなんですか?」 です。
ほとんどの問題の原因は、アプリのコンフリクト(衝突)です。 なので、第一にこれら「最後に入れたアプリ」を削除させられます。 2〜3回これを繰り返し、それでも問題が解決できない場合…

次に言われることがファイナルアンサー。 「ファクトリーリセットしましょう。 お客様のアドレス帳などのメモリー関連が完全にクリアーされてしまうので、ご自分でそれら大事なデータをバックアップしてからお試しください」
という非情なお言葉と共にファクトリーリセットのやり方を教えられます(放置プレイ)…。orz

---

そこで、最近私は「可能な限り、本当に必要な、今使うアプリのみを残す」ようにしています。
それでも、かなりの数のアプリが入ってしまい、変な動作が起こったりすることもままあります。w

つい先日も…

AM5時 (もちろん寝ていますw)突然何かの音が始まりました。w

私はしばらく夢の中で音が鳴っているのだと思い、起きなかったのですが、妻が起きて「何の音?」と言ったので私も「はっ」としました。 可能性としては「緊急地震速報」のラジオが鳴ったかと思ったのです。(^_^;
しかし、鳴っていたのは「ラジオ(radicoというネットでラジオを聞くアプリ)」でした。 ラジコが起動しているのかと思い、起動アプリを終わらせようとすると「何も立ち上がっていない」と言われ…。消す方法がありません…。 そこでNexus7(2013)をシャットダウンすることで、解決しました…。orz

そういう事が起きる度に、Nexus7(2013)を再起動させたりしますが、それでも問題が繰り返される場合、ドンドン必要のないアプリ(自分でインストールしたもの)を削除していきます。 それ以降、ラジコが勝手に起動する現象は起きていません。ww

その、アプリの削除の際に、一種の悩みが生じます。(^_^;

「これは…いつも使うわけではないけれど、そのうち必要そうだから残しておこう」 と。

これ(貧乏性w)が問題です!

WiFiの場合、家にいる時にしか「これら不要だったけれど、再度必要になったアプリを再インストールする」ことができません。つまり「アプリを削除することに躊躇いが生じます」。
これに対し、LTEの利点は、(電波の届くところなら)いつでもどこからでも再度必要になったアプリを再インストールすることができるのです。

つまり…

GooglePlayStore(AppStore)をアプリのクラウドとして使うことができる 様になります。

これは、結構な利点で、謝って削除してしまったアプリに関しても、一度インストールしたことがあるものは、GooglePlayStoreに記録されており、例え名前を忘れてしまったアプリでも、一覧から探して再度インストールをすることができます。

このクラウド的にGooglePlayStoreを使う事を覚えてしまうと、躊躇無く「今必要のないアプリを削除することができる」のです。w(いつでも必要になれば再インストールすることが可能になるから)

「いつか使うかも…」という心配が一切なくなります。w
必要になったらダウンロードすればいいのですから。ww

これもLTE版を利用する大きな利点ではないでしょうか?(^_^;

・いつでも電波が通じている
それによる利点は多岐にわたります。

是非、タブレットをご検討の際はLTE版をお使いになることをお勧めします。