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サザンオールスターズ iTunes解禁!


「宇宙から来た少女」「私は、神」少女はそう言った。「宇宙から来た少女」シリーズ。宇宙から来た不思議な少女と周囲の人々が織りなす、突拍子も無い物語が始まる!

今回は サザンの266曲がiTunesに一斉配信された という話題について書いてみます。

サザンオールスターズの楽曲226曲が、12/17午前0時からiTunes Storeで一斉に配信されました。
111の国と地域で一斉に配信されたそうです。

226曲…なんかすごいですね…。ww 流石というか、なんと言うか…。(^_^;

実はこれまでも、公式サイトを含む複数の配信サービスで、シングル曲の配信を行っていた そうなのですが、今回はiTunesで一気に配信が行われました。そいう意味では…

なぜ、今!?

と思いませんか?(^_^;
個人的な想像ですが…

サザン(及び関係者)がiTunesに配信すると儲かる事を認めた

という事だと思うんです。
これまでiTunesに楽曲を提供していなかった理由…それは…

楽曲の安全性(版権についての危惧)とそれに伴う売上の低下の恐れ ではないかなと。

これは至極当然の話ですが、これが行えるのは「楽曲に自信があるアーティストだけ」ですよね…。w そうじゃなければ「旬を過ぎた曲は売れない」と思うので…。(^_^;

そして今回、「問題が解決された」のか、「問題を無視しても、iTunesへ楽曲提供した方が儲かる」と踏んだのか。どちらかだと思います。 前者は基本的にデジタルデータである以上ありえないと思うので…多分、後者でしょうか…。

ちなみに、皆さんの近所にCD売り場ってありますか?
カーステレオにCDの再生機がついていますか?(CDはついてるかな?…)

CDを売っている店は、私の小さい頃にはありましたが、現在、ありませんね…。(^_^;
これは、Amazonを始め多くの通販会社の利用が多くなった事も否めませんが、販売拠点そのものが減っています。 つまり「売店がなければ売れない」のは当たり前。w CDという需要から、デジタルデータという需要の方が高まったと考える方が自然だと思います。 そして、CD屋さんは売れなくなったから減ったのではないでしょうか?

家電屋さんでもCDプレイヤーを探すのは至難の技。w 代わりにハイレゾプレイヤーの方が多く並んでいます。
そして現在、音楽の楽しみ方が「スマホやプレイヤーで聞く」のが当たり前。その事を前提とするならば、音楽を入手する為には、iTunesのような「デジタルデータ販売」を利用する以外に方法がありません。 つまり、現在のニーズに合わせて音楽を販売するなら、デジタルデータ売りしか無いのです…。(^_^;

そして今回、サザンがそれに踏み切った(もうデジタルデータで売らないと儲からないと踏み切った)のだと思います。

ではなぜ、今なのか?

これまた個人的な想像でしかないのですが…サザンって明るい曲も多いですが、やはりバラード系に人気があるじゃないですか? 「いとしのエリー」「逢いたくなった時に君はここにいない」「Oh!クラウディア」などなど…。
で、私の答えは…

「クリスマスに向けて売り上げが上がらないから」だと思います。w

サザンのCDは毎年夏とクリスマス前に売り上げが上がっていた筈。 しかしここ数年、クリスマス前の売り上げが下がっていたのではないでしょうか? そして、ついにデータ販売に踏み切ったと。 これが自然な考え方ではないかなと…。ww

スマホの世界では、基本無料で試してもらい「これ以上やりたいなら有料」というのが当たり前になっており…
「何を無料で提供しながら、何を有料にするか?という分岐点」 が非常に難しくなっています。

例を挙げると…


新聞
ラジオ
映画
音楽
ゲーム

などなど、様々なものがデータ販売されています。
ゲームに於いてはそれが顕著で、基本的に無料だが、ここからが有料としないと誰もやってくれないのです…。
本なら1巻目だけが無料だったり、新聞なら1ヶ月無料だったり、ラジオなら自分の住んで居る地域のみ無料だったりします…。
楽曲に於いても似たところがあり、iTunesでは最初の数秒だけ無料で試聴できる方式を取っています。
その反面、商品を売りやすくなった(販売までの必要資金が下がった)のも事実です。

本を例にとると…
出版会社へ持ち込み(データ送信も可でしょうけど)、出版会社に承認されて契約。 原稿の(今は)テキストデータを編集して、本のレイアウトに落とし、それを紙に印刷します。 本の表紙デザインから素材から、カバーをするしない、帯をするしない、流通経路の確保、店舗へ配送、売れ残りの回収(返本)など…

出版までに、結構な資金が必要なんです。

ところが、デジタルデータ販売にすると、本のレイアウトに落としたら、データ出力するだけで完成です。 かなりの経費削減になるので、デジタル書籍は少しだけ(紙媒体の)本よりも安い事が多くなっています。

CDも同様に…
パッケージとインナー(紙のちっさい本とかの印刷物)などの素材、CD板、CDに焼く、CD盤面のデザイン、印刷、それらを合わせる、シュリンクするなどに経費がかかります。
しかし、デジタルデータ売りになることで、これらの経費が一気になくなります。
つまり…

デジタルデータ販売にすることで、売り出す事は楽に(安く)なる

のですが、これはサザンに於いては全く関係ありません…。w

新人の作品だったら、売れるかどうかわからないので、先にデータ販売でテスト という方法もアリなのですが、サザンの楽曲は売れるものだって分かってますから。ww
となると問題は、どう売るか?であって、今回は自然な流れでニーズに合わせた媒体を選んだ という事なのかなと…。w

そして、楽曲についてはデータ販売でないと提供できない形もあります
最近流行っている「ハイレゾ音源」です。 これはCDの44Khzではなく、128Khz(くらいだが、もっと上もあります)という高音質のデータです。故にCD規格とは外れてしまい、CDに焼いても通常のCDプレイヤーでは聞くことができません。 もちろんこういったハイレゾ風CD(DVDだったりBlu-rayだったり)もあって、それを再生できるプレイヤーもありますが、とても高価で一般的ではありません。(^_^;

このような、ハイレゾデータは基本的にデータ販売を行っていて、必要な人だけダウンロードすれば良く、販売側も増版する手間が全くないので、売りやすいのです。 低音質のデータと高音質のデータを作って販売ルートに流せば、欲しい人が選んで買ってくれます。 それぞれに「高音質版が売り切れそうだから、再発注しないと」という事が発生しないのです。

そういう意味では、サザンさえも世間の流れに逆らえなくなったとも言えるでしょうか…。
とは言え、スマホなどでサザンが楽しめるようになるのは嬉しいですね!

 

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