今日は、離れたところからテレビの音が聴ける「リモートスピーカー」について、書いてみたいと思います。
---
近所で「テレビがうるさい家」はありませんか?
夏になると、他人の家も、自分の家も窓を開けるので、余計にうるさく感じますよね。しかも暑くて眠れずイライラしているのに…。(^_^;
でも、もしかすると自分の家も、そうなのかもしれません…。
テレビがうるさい。単純に書くと「テレビのボリュームが大きい」ということですね。では、なぜそこまでテレビのボリュームを大きくする必要があるのでしょうか?
- 老化のため、聞き辛くなっているから
- テレビと見ている人の距離が遠いから
- 深夜で音が通りやすくなっているから
大きく分けるとこの3点だと思います。
◇老化のため、聞き辛くなっているから
これは、仕方がないことではあるのですが、周囲には迷惑をかけているのかも知れません。 老化による聞き辛さというのは人によって様々ですが、一般的には「高音が聞き辛くなる」といわれています。
「モスキート音」もそうですね。私は全然聞こえなくてかなり衝撃を受けました…。orz そのため、音声が聞き辛くなります。特に「女性の声が聞き取れない」とか、「子音を含む人間の言葉(あ行やさ行)」が聞き取れなくなるのだそうです。 最近、女性に「え?」と聞き返すことが多くなったアナタ…要注意です。w
◇テレビと見ている人の距離が遠いから
音は距離によって減衰します。それは音が空気振動によって伝わるからで、遠くなればなるほど音は小さくなります。 そこに老人性難聴が加わると、さらに影響は顕著です。
しかし、地デジ化した際に「この際思い切って、大きなテレビに買い替えた」という方も多い筈(私もその一人です…)。 テレビが大きくなると、少し離れていても見える。 つまり「離れて見える」と言うことは「離れられる」ということを意味します。
「ここからでも見える〜♪」と喜ぶのは束の間。 すぐに慣れてしまい、それが通常のテレビとの生活距離になってしまいます。 こうなると、距離は離れても、音は届きませんから「結果的にボリュームを上げる」ことになり、それが新しいテレビであれば「今までは22だったのに、最近は35じゃないと聞こえない……」とは思いません。新しいテレビの基準がそこ(遠い距離で聞こえるボリューム)になってしまうので。
◇深夜で音が通りやすくなっているから
これは聞き手側の話です。夜…「自分は寝たいのに、隣の家のテレビがうるさい」そう感じる事……ありますよね。これは、聞く側の環境ボリュームが下がったことによって、より小さい音が聞こえるようになったということです。自分がテレビを見ていたら気にならないのに、自分が静かにしたいときは気になる。
まぁ、当たり前なんですが勝手な話でもあるのですよね…。(^_^;
つまり、自分がその加害者になっている可能性だってあるのです。
—
そこで、解決策は…
スピーカーを自由に持ち運べる様にする
です。w
それがこちら↓。
Panasonic コンパクトスピーカーシステム ブラック SC-MC10-K
(白もあります)
テレビの音をBluetoothで飛ばして、手元のスピーカーから流す仕組みです。もちろん、技適マークもついてます。ww
この製品は、私が実際に数年は使っているもの。実家の両親が遊びに来た際にえらく気に入っていたので、実家用にも買ってあげたら喜んでいました。本人はテレビのボリュームを気にしていた(実際に実家の近所にテレビのうるさい家がある)ようなのですが、対策を知らなかったそうで…。(^_^;
製品構成は、テレビ側に設置して電波を飛ばす親機と、電波を受けて音を出す子機で構成されています。
ご丁寧に、親機用の充電器と子機用の充電器の2つが入っており、どちらもコンセントが近ければ、給電したままでずっと使えます。 ですがこの製品の魅力は「無線」!
私は親機(テレビ側)はコンセントに繋ぎ、子機側は充電池(エネループとか)を使っています。もちろん、突然電池がなくなって音が切れるのですが、だいたい3時間くらいは持っているので、1番組見る程度ならば全く問題がありません。(自宅はリビングからダイニングが少し離れています)
テレビの音は、イヤホンジャックから取得し、親機がそれをBluetoothで飛ばします。
(当然ですが)イヤホンジャックを使うとテレビから音は出ません。ですが、テレビに音声出力端子が付いているなら、テレビから音を出しながら、このリモートスピーカーに同時に音を出すことができます。(音声出力用にステレオミニ→ステレオコンポジット端子(赤白端子)変換器が付いています)
スピーカーが無線 と言う便利さは、正直使ってみないとわからないと思います。ww
例えば…
- 妻がテレビの前で(テレビの音を聞きながら)見てる。 私は少し離れたテーブル席で「リモートスピーカー」を使って音を聞きながら、テレビをみている。こうすると、両方テレビのボリュームを下げることができます。
- 妻がテレビの前で(テレビの音を聞きながら)見ている。私はキッチンでタバコを吸いながら「リモートスピーカー」で音を聞きながらテレビを見る。
という事が可能になります。
実は自宅の換気扇がシロコファン(扇風機みたいな羽ではなく、円筒状の羽の送風ファン)なので、音がうるさいのです…。なのでキッチンに居ると、テレビの前の妻の声も聞こえませんし、当然テレビの音も聞こえません。
ですが、これを使うと、ちゃんとテレビの音を聞きながら「少し離れた・騒音の大きい場所からテレビを見ることができる」様になります。
この差は大きいです……。
- 電源(赤ボタン)
- Bluetooth接続ボタン
- (ここに電源用のミニUSB端子があります)
- ボリューム -
- ボリューム +
という感じ。手元で(自分用に)ボリュームを変えられるので、とても便利です。
また、音質は文句ありません。w もちろん音楽を聞く目的だと違いますが、音声を楽しむテレビなら全く問題ありません。ww
と言うのも…。
この10cm程度の小さな体に2つのスピーカーが入っており、ステレオなんです。w 流石にサラウンドではないんですが…。音質がヴァーチャルサラウンドとでも言いましょうか。あの「嘘サラウンド機能」あるじゃないですか? 丁度ああいう音質なので、とても声が聞きやすいのです。
—
で。難点を挙げますと。
- 電子レンジを使うと、音が途切れます
これはBluetooth全般に言える事だとは思いますが、電子レンジってやっぱり電波が強いんですね…。まぁ、マイクロ波だから当然と言えば当然かも知れませんが…。w
---
それから、他にも似た製品があったのですが、最終的にこれにして良かったと思います。 現状不満はないので…。(^_^;
もし「ウチのテレビの音って、大きいかも」と思われたら、是非お試しあれ。(^o^)/
あれ…すんげー安くなってる…。orz
※SC-MC10は生産終了。↓こちらが最新機種です。
↓最新機種は「より聞きやすくする」というボタンがつき、最初から充電池が入っています。
その他「家電」タブはこちらから