
今回は、最近よく耳にする「〜になります」 という言葉について書いてみます。
最初に聞いたのは、ファミレスでしょうか……。
店員さんが注文した料理を持ってきて、
「ハンバーグセットになります」
と言ったのを聞いて、私は
「は???(゜゜)」
となりました。
最初、「何が?」と考えてしまいました。「注文した料理が品切れとかで作れなくなって、ハンバーグセットに変わったの?」と思ったのです。
この「〜になります」という言葉は、最近だとテレビのアナウンサーが使ったり、有名な会社の社長とか、広報の人が使ったりしていて「???」となることが多いですね。
「周囲の誰か、教えてやれ……」と思います。w
私がおかしいのかと思い、ちょっと調べてみたら「自分が正しいことが分かった」ので、書かせて頂きます。(^_^;
上記の店員さんが言いたいのは…
「ハンバーグセットでございます」
「ハンバーグセットです」
ですよね? この「ハンバーグセットになります」という言葉は、「AがBに変化する」という意味になってしまうので、私は「何が?」と思った(混乱し、気持ち悪かった)ようです。
—
この「なる」という言葉は辞書によると…
- 物事ができ上がる。実現する。成就する。「ついに五連覇が―・る」「念願―・って一人立ちする」
- 今までと違った状態・形に変わる。「氷が水に―・る」「血と―・り肉と―・る」
- ㋐ある時分・時期などに至る。「夜に―・る」「結婚して一〇年に―・る」
㋑ある数値に達する。「積み上げると三メートルにも―・る」「全部で千円に―・る」
とありました。
1 実現する、成就する。
状況の変化ですね。
2 今までと違った状態・形に変わる。
これも状態・形状の変化です。
3 ア ある時分・時期などに至る。
これも時間の変化。
3 イ ある数値に達する。
これも変化で…。
さて、私のハンバーグセットは「一体何から何に変化したのでしょうか?」と疑問に思ってしまい「気持ち悪い」わけです。w
—
実はこの「〜になります」という言葉は「ファミレスことば」「コンビニことば」「アルバイトことば」と言われていて、丁寧に喋ろうとして間違ったのだけれど、なんか心地よく聞こえるからそのまま浸透してしまった というものだそうです。(^_^;
いや……「気持ち悪い」のでやめてください。orz
基本的な判断基準は「〜です」に言い換えられるものに「〜になります」を使ったら間違いです。w
で、例を出すと…
- ◯ハンバーグセットです
- ×ハンバーグセットになります
- ◯こちらが入り口です
- ×こちらが入り口になります
- ◯私がこの会社の社長です
- ×私がこの会社の社長になります(専務から社長になる(立場が変化する)という意味なら合ってます)
- ◯合計1285円になります。(これは合ってます。合計したら結果が出た、変化した・達した)
- ◯その肉まんは95円です
- ×その肉まんは95円になります(今は80円だけれど、95円に変化するという意味なら合っています)
という感じです。理論的に言うと「変化していないのに、”なります”を使うから、気持ち悪い(混乱する)」のです。
—
ちなみに、この検索をしていたらとある番組名「ゴチになります」が引っかかりました。w これは「ご馳走になります」という、自分が払う予定だったものが、払って頂くに変化しました。自分の立場の変化ですね。なのでOKです。
さらに、「ゴチです」だとちょっとネットスラングとしてはOKなのでしょうけれど、言葉としてはちょっと変ですよねー。ですが「ご馳走様です(自分たちがご馳走になる)」の短縮なので、まぁOKなのかなと…。
で。 これだけだと信用性ゼロですね。w
こちらを提出しましょう。ww
NHK放送文化研究所「最近気になる放送用語」
こちらにも同じようなことが書かれてました。(良かったw)orz
皆様もお気をつけ下さい。w
日本語は変化し続けるもの
ただし、そこには「日本語だからこそ、合っている、間違っている」とは言い切れないものがあります。
この「なります」という言葉。
既にかなり浸透しており、後に辞書に採用される可能性もあります。実はコレまでも様々な言葉が新たに誕生し、中にはこれまでとは違った使い方が浸透し、そのまま新たな意訳で辞書に掲載されるという事がありました。
この時、それは間違いではなく「新たな日本語の使い方」として認識されるのです。
なので、なんでも「辞書にないから」と目くじらを立てるのはちょっと違うのかもしれませんね。^^;