変なものを見つけたのでご紹介します。w
一体何に使うんだ〜!「世界最大容量2TBのUSBメモリー」ww
最初に見たときは「なんだこれ!?」と思いました…。w
こちらは…
Kingston DataTraveler Ultimate GT DTUGT/2TB
という商品で、なんといっても「世界最大容量」が売りのUSBメモリーです。
容量も大きいのですが、価格も大きい(高い)です。w
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ちょっと笑っちゃいます。w
正直「2TBの容量のデータって、いくらくらいの価値になるんだろう?」と疑問になります…。
また、これだけ高価なUSBメモリーだと「気軽に持ち歩けない」という感じが否めません…。w
つまり…
落としたらどうしよう!!
となりますよね…。w
普通に考えると。ww
2TBという容量と26万円という価格。
普通に考えると「高価すぎるUSBメモリー」なんですが、もちろんそのあたり(用途)は考えて作られているようで…。
がメインの用途(商品のターゲット)のようです。
4Kや8Kの動画は本当にでかい(大容量な)ので、持ち運びに苦労します…。
(皆さんがご覧になっている4Kや8Kの映像はこういう苦労の上に成り立っています。w)
例えば「編集を行ったデータを違うPCへ移動する」とき。
または「取り込んだデータを編集用PCへ移動する」とき。
社内のサーバーを介するのが一番手間がかからないのですが…。
社内ネットが1000Baseでつないであっても…
PC:A → サーバー → PC:B
という2度の手間がかかります。
その際、サーバーや社内ネットの混雑具合によっては「とても時間がかかる移動」になってしまい、正直使い勝手が良くありません。
また、この作業を行うことで「社内ネットに負荷がかかり、他のユーザーに迷惑がかかる」ことにもなるので、あまり良い方法とは言えません。
そこで、この手のデータの移動には「ポータブルHDD」や「ポータブルSSD」を使います。
2度の手間は変わらないのですが、他のユーザーに左右されない&他のユーザーに迷惑をかけないという点で、最も確実で移動時間が読める移動方法なのです。w
↓例えばこんなやつです
これらもUSB3.0で使い勝手は良いのですが…。
という問題があります。
HDDというのは「回転する円盤の上を読み取りヘッドが移動して、データを読み取る」ため、物理的な「速度の限界」が存在します。(だいたい100〜130Mbps)
SSDは(多分高価になればこの商品と同じことができるのですが)基本的に高価なので、大容量の商品はなかなかありません。
そこに一石を投じたのがこの商品なのです。
商品の宣伝文句によれば…
4Kの動画を最大70時間保存できる
これはすごい…。
ちょっと一般的な例を出します。w
映像大好きな方が自前の高価な4Kカメラを持って旅行に行くとしましょう。
1日に大量に撮影しとして(回しっぱなしとかじゃなければ)3時間程度が撮影できます。
仮にフォーマットは「4K(3840x2160px) 30fps」としましょう。この場合、1分で0.4GBの容量が必要です(圧縮されています)。
なので、1日に必要な容量は「72GB」です。
このペースで5日間撮影したとすると「360GB」です。
これだと「512GBのSSDで足りる」ことになるのですが…。
「映像マニア」なので、高解像度で撮影したい とします。w
高解像度で撮影すると、4Kはおよそ40Mbpsなので…
1分:2.4GB
1日3時間:432GB
撮影を5日間: 2160GB = 2.16TB
となり、全然容量が足りないのです。w
さらに60fpsにすると、その倍なので…
1分:4.8GB
1日3時間:864GB
撮影を5日間: 4320GB = 4.32TB
です。w 512GBのSSDでは1日持ちません。ww
また、HDDの場合は大容量ですが「毎日寝る前にデータを移動しようとした」のに朝までに終わらず「次の日の撮影ができなかった」ということも考えられます…。
動画は「高解像度で撮影して、編集で便利なサイズに落とし込みたい」ので、どうしても撮影は高解像度で行いたくなり、その結果「容量が足らない」ので、大容量なデバイスが必要です。
また、大容量であればあるほど「移動・コピーに時間がかかる」ので、高速である必要があるのです。
こちらはちょっと微妙ですね…。
例えば「一眼レフで撮影した大量のデータを移動する」ということだと思うのですが。
こちらの場合は…
(4K・8Kの動画に比べて)1つのデータ容量が小さい
ので、それほど「この商品でないと」という重要性がありません。w むしろ「動画以外のデータ全般」に言えることです。w
動画の場合は「一つのデータの容量が大きい」ので、この手の大容量で速度の速いデバイスがとても重宝します。 というか「大容量じゃないと入らない」ので、困ります。w
ですが「小さなデータの集合体」の場合、分割して保存することができるため、この手の「高価な大容量デバイス」は必要ありません。
この商品「USB3.1 gen1」を謳っていますが、gen1なので、速度自体は「USB3.0と同じ」なんです。
まぁ、gen2に対応したとしても元のメモリー速度が「300Mbps」だったら全く意味がありませんし、値段を下げるという意味でも妥当なのでしょう。w
ちなみに「USB3.1はUSB3.0・USB2.0・USB1.1にも互換があります」。
まぁ、USB3.0よりも下のVerで使ったらそれこそ「遅すぎて使えない」でしょうけれど…。(^_^;
何れにしても「便利そう」ではあるのですが、色々な意味で「落としたら怖いUSBメモリー」です…。orz