Nexus7(2016)の噂の真相を調べてみた

突然「Nexus7(2016)の話題」が飛び込んできました!

噂話は憶測が憶測を呼んで、どんどん正しくない(尾ひれがついた)情報になってしまう(実際にそういう記事が多かったw)ので、今回は「分かっている事だけ」を書きます。w

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情報元はWeibo

情報の発信元は中国のSNSサイトである「Weibo」でした。
(Google、Twitter、Facebook、LINEなど様々な規制が行われている中国で、とてもユーザーの多い国内SNSサイトです)

元記事はこちら(大きな音が出ますw)

短い文書が始まりです。
その内容は…

2016 GoogleのNexus7プロジェクトが始まった。
しかし、Huawei社になるか分からない。
Huawei社はGoogleのOEMを作りたいと言っている(?)。

というものでした。
原文の中国語をGoogle Transratorを使って翻訳したので、ちょっと「最後の一文」の翻訳は自信がありません…。

この投稿者の方は、どうやら「大量のスマホ関連の記事を書かれている方」で、特にTwitterのような短い文書をiPhoneから多く投稿されているようです。

記事数は2600を超え、ファンは34000人を超えており、結構な人気ブログに見えます。

しかし、実際のところ「信憑性を立証するものがない」のです…。

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噂話でも役に立つ

そう、結果としては噂話の域を超えません。

ですが「火のないところに煙は立たない」とも言いますし、実際にこの手の情報は「かなり助かる」事は事実です。w

一度でもGoogle純正スマホ(docomo,softbank,auから発売されたものではない、nexusなどのGoogle純正機器という意味です)を使った人は、そのバージョンアップの多さに手放せなくなります…。

それ故に「そろそろこれの次の世代が欲しいな」と思うのですが、すでにNexus7(2013)は販売終了。次の話が出ないので「仕方なく別の似たタブレットを探す(または購入する)」という方も多いのではないでしょうか?

しかし、Google純正機器ではないものは「OSのサポートがどの程度なのか分からない」ので、中々手を出し辛い…。

そういう方にとって「出るかもしれない」という情報は非常に助かります。

無駄な買い物をしなくて良くなるのですから。

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OSバージョンアップの安心感

ここで、これまでのNexus7(2013)のOSバージョンアップの履歴を書いてみます。

4.3.0 Jelly Bean ここがスタート
4.4.0 KitKat
4.4.4
5.0.0 Lollipop
5.0.2
5.1.0
6.0.0 Marshmallow 今ここ

ざっと6回のOSバージョンアップを繰り返しています。2年間で6回です。これはかなりの頻度です。
というか…

全てのバージョンアップが行えている

ということです。

一方…auのAndroidスマホ「IS17(2012年)」は…

4.0.4 Sandwich ここがスタートで、今ここ

そう。OSバージョンアップは一度もありません

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OSのバージョンアップで変わること

OSのバージョンアップではどうしても「新しい機能」が目立ってしまいますが、重要なのはそこではありません。

例えば…

今回のAndroid6では「指紋認証がOSでサポート」されました。

しかし、元々機器に指紋認証のハード(指紋認証装置)が付いていなければ使うことはできません。まぁ、当たり前ですが…。
つまり「新しい機能がついたところで、古い機器にとって、実際に使えるものはそんなに多くない」のです。

私は、OSのアップデートで重要なのはそこではなく、セキュリティーの向上だと思っています。

「バグの修正による不正アクセスの防止」もそうですが、今回のAndroid 6.0.0を例に挙げると…

アプリ単位で許可する項目を選ぶことができる

という機能が付きました。
例えば…
あるアプリには「通話制御・電話帳アクセス・インターネット接続・スリープ禁止」という許可が必要だったとします。

これまでのAndroidでは「それら全てを許可しない限り、このアプリを利用することはできない」という状態だったのですが、新たな機能の追加によって「このアプリには、インターネット接続・スリープ禁止 のみ許可する」という設定が行えるようになりました。

もちろん、アプリによってはこの「制限を行うことで、正しく利用できなくなるものもある」のですが、この制限を行うことができるというのはかなり「セキュリティー的な強み」になります。

今まで「なんでこのアプリは、電話帳アクセスが必要なんだろう?」と思いながらもどうしても必要で使い続けていたアプリがあったのですが、どうしても腑に落ちませんでした。

ところが、この機能を使うことで「お前に電話帳アクセスは与えん!」と設定することができ、実際に電話帳アクセス権がなくてもそのアプリは動くことが確認できた。 ということがありました。w

この様な理由から、「OSアップデートは常に行っていたい」というのが私の心情です。

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3大キャリア製のAndroidがOSアップデートできない理由

ここで、3大キャリア(docomo,softbank,au)製のAndroidがなぜOSアップデートできないのか?を書いてみます。

3大キャリア製のAndroidには無垢なAndroidではない「各キャリア・オリジナルのAndroid」が入っています。

オリジナルの機能を組み込んでいる為、それをAndroidアップデートに合わせて再構成できない

というのが理由だと考えています。

Androidは自由に変更を行うことができるオープンソース環境です。 そして、それぞれのキャリアにはキャリアオリジナルのサービスが存在します。

例えば…

  • ビデオオンデマンド
  • Musicオンデマンド
  • オンラインヘルプ
  • 独自のフリーWiFi

などが「オリジナルのサービス」です。
これらサービスは「アプリとして提供」され、それぞれのキャリアでオリジナルのセキュリティーを使っています。

つまり、それらのサービスはAndroidとしては「もともと存在しない機能」なんです。

そして、キャリアにとってはこのオリジナルのサービスによる収入が少なくないと予測できます。更に「ユーザー管理の上で、オリジナルのAndroidを作り、利用する事は必須」でしょう。
故に、キャリアにとってはそれらを削り「無垢なAndroidを利用する」ことは考えられないでしょう。

そしてキャリアには「それらの機能をサポートする必要がある」ため、一つの機器に対して複数のOSを許可した場合、サポートが行えなくなる(対応不可能になってしまう)のだと考えられます。

「フリーSIMにできない」というのも基本的には同じ考え方だと思います。

結果…

キャリアにとって、AndroidOSのアップデートは利点よりも欠点が多い(費用 対 効果が低い)

と判断されているのではないでしょうか?

これが3大キャリア製のAndroidがOSアップデートできない理由だと思います。

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キャリアによるサポートが必要ないと考えるなら

そして、それら「キャリアによるサービスとサポート」が必要ないと考えるなら、Google純正の機器(キャリアから販売しているものではない、Google純正機器)を利用することができます。

その場合…

  • 通信費(月額料金)をかなり下げることができる
  • 結果、10ヶ月程度の差額で本体の価格をPayできる
  • 通信会社を自由に選ぶことができる

などが出来るようになります。

実際には「auの電波はauの端末及び、mineoでしか利用できない」などの制限はありますが、少なからず「毎月キャリアに支払う金額」はかなり下げることができます。

もちろん、その場合「アプリのコンフリクト」などの「ユーザーが原因の問題はユーザーが独自に解決しなくてはならない」と言う制約があります。

ですが、これはNexus7(2013)を例にとると…

ユーザー数が多いので、問題解決方法はネットで見つけられる

と言う逆の利点が存在します。

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新しいNexus7(2016)は大歓迎!

色々と書きましたが、新しいNexus7(2016)のお話は大歓迎です!

先に書いた通り「噂話でしかない」ことが明らかになっただけですが、個人的には「Nexusといえば、Nexus7」という思いなので、まさに「待ってました!\(^o^)/」という情報でした。

今後もこの情報に注目したいと思います。

続きを書きました。
Nexus7(2016)?ファーウェイが「HUAWEI 7P」という商標登録を申請

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