Skypeで作る 無料監視システム その2

前記事からの続きで、無料監視システムについてです。

かなーり悩んだ結果、以下が問題点であることがわかりました。

・仮にPC用のカメラを新たに買ったとして、PC(Windows)を起動したままで1週間ほど外出するのは、電気代がかかりそう。(600Wもあります…)
・カメラをPCの位置から遠ざけるには、長いケーブルが必要。

そこで…思いついたものがありました。

---

  

使わなくなった古いスマホ!

実は、(また後の記事にしますが)2世代目くらいのスマホを使っていましたが、何しろお金がかかりすぎるので、どうにかしてスマホと同じ環境を安く作ろうとして、スマホをやめ、ガラケーに戻したという経緯があります。

なので、現在そのスマホはSIM(電話番号とかが入っているIDのチップ)を抜かれ、3Gの電波は全く繋がらない状態になっていました。w ほぼ、緊急用のワンセグ機と化して、ホコリをかぶっていたこの子をカメラ化してみます。

これなら、パソコンのように電気代がかさむことはありませんし、Wifiで通信してくれるので、コンセントのある場所ならどこにでも設置が可能です。

■au IS05(sharp)


今回はこれを利用します。

まず、スマホをWifiに接続してみます。
おー、繋がる繋がる。w
「これって、家の中なら十分にタブレットとして利用できるのではないか?」と思えます…。

次に、Skypeアプリをダウンロード。
スマホ用に別のSkypeIDを取得します。
すんなり起動しました。ふむ、いけそう…。

タブレット用にも別のSkypeIDを取得して、タブレットとビデオチャットしてみます。
バッチリつながりました!
幾つかのskypeの設定を見てみると、「自動受信」なるものがあるので、スマホ側のみこれをオン。
試しにタブレットからビデオチャットをかけると、問題なく勝手につながりました。

ここで一個問題が…。

スマホでもタブレットでもそうですが、内カメラ(自分撮り用)よりも外カメラの方が高画質です。
なので、外カメラを使いたいのですが、元々お互いの顔を見て会話をする訳ですから、最初に内カメラが適用されてしまいます…。 あとから外カメラに切り替えることはできるのですが、今回のテーマは監視カメラ。つまり、タブレットからスマホへ電話をかけた時に、常に外カメラになってほしいのですが、そうはいかないようで、そこは諦めて内カメラで見ることにします。w

で、台は昔から使っていたものを再利用…。

元々スマホ台なのですが、表面に置く(正規の)状態だと上を向いてしまい、屋根ばかりが映り部屋の中が見られません。
そこで、背のところに輪ゴムで縛り付けることにしました。

---

スマホを居間へ持って行き、充電ケーブルをつなぎ、常に充電状態にしておきます。
Wifiの電波に関しては、先の記事で書いた「無線LAN中継機」によって、自宅内ではどこにでも配置可能になっています。(^_^;)
タブレットからスマホへビデオチャットをかけ、位置・向きを調整します。

スマホの画面が焼けると困るので、試しにスマホをスリープにしてみましたが、問題なく受信できるようです。
これは好都合。ww

これで準備は完了です。w

次に、タブレットのWifiをOFFにして、4Gの電波のみでスマホへ電話をかけてみます。
おー映る映る!これはイイ!

バッチリと見たいときに電話(ビデオチャット)をかければ、部屋の中が見られる監視カメラが完成しました!!

---

実際に田舎から何度かかけてみましたが、全く問題なく見ることができました。
敢えて問題を挙げるなら、カメラの質が悪くて、夜は何も見えません。ww 赤外線とか何か考えないといけないかも知れませんねぇ…。
でも、最近のスマホならカメラの性能が上がっているから、夜でも見えるのかもしれません…。(^_^;)

スマホにヒートシンクをつける (Skypeで作る 無料監視システム その3)へ続く。

Homeへ移動する